【JWM・NEWS】「チーム 新・湯治」セミナー~「外国人から見た日本の温泉文化」(環境省)

「チーム 新・湯治」セミナー~「外国人から見た日本の温泉文化」2月28日開催 (環境省)

2月28日 第19回「チーム 新・湯治」(※)セミナーが都内で開催された。テーマは「外国人から見た日本の温泉文化」。事例として、「明治期における欧米人の目から見た日本の入浴文化」(Julie Nootbaar氏大分県立芸術文化短期大学教授)、「外部視点からの日本温泉(地)の魅力再発見・再評価」(于航氏 城西国際大学観光学部准教授)、「日本で温泉に入る欧米豪圏旅行者が一番気にしていること」(Frank Walter氏エクスポート・ジャパン㈱クリエイティブ事業部長)の3事例が発表された。

Julie Nootbaar氏は、19世紀後半から20世紀初頭に訪日した欧米人の旅行記から日本人の入浴・温泉文化を浮き彫りにした。于航氏は日本の温泉(地)について、「禊文化」や「裸入浴」の考察から、日本人の自然に対しての経畏や共同体価値観が特徴的であるとし温泉の魅力を述べた。Frank Walter氏は温泉について実施した自社アンケートから、日本人が思っている以上に「入浴マナー」を気にする外国人客が多いことや、旅行情報源に動画サイトが多く活用されている傾向を紹介した。

「チーム 新・湯治」では、令和7年度は3回のセミナー、全国大会(10~11月)を、新・湯治モデル調査としてはコンテンツモデル(2~3件)、協同モデル(3件)の実施を予定している。

※「チーム 新・湯治」・・・環境省では、現代のライフスタイルに合った温泉地での滞在方法を「新・湯治」と位置付け、この趣旨に賛同する自治体、団体、企業などを「チーム 新・湯治」としてネットワーク化する取組を行っている。