【JWM・NEWS】アイスタイルが「データドリブンソリューション」事業をローンチ
新会社「アイスタイルデータコンサルティング株式会社」を設立!
4月8日、株式会社アイスタイル(代表取締役社長:遠藤宗 https://www.istyle.co.jp/)は、新事業として「データドリブンソリューション」事業説明会を開催した。同事業を推進する新会社アイスタイルデータコンサルティング株式会社代表取締役社長天野博之氏(写真)、同取締役副社長押野卓也氏、同取締役山内健太郎氏が説明を行った。ゲスト登壇は資生堂ジャパン株式会社SHISEDOブランドマーケティング部バイスプレジデント村松美穂氏。新データサービス「データコンサルティングサービス」、「生成AIクチコミ分析ツール」についてや、資生堂との取組み事例が紹介された。
統合データ基盤を活用しコンサルティング、AI分析、リサーチサービスをスタート
株式会社アイスタイルは美容業界のデータドリブンな意思決定を支援する新事業「データドリブンソリューション」をローンチした。事業推進する新会社「アイスタイルデータコンサルティング株式会社」(以下、ISDC)は、CXコンサルティングファームの株式会社NODEとの共同設立となった。
化粧品市場は、生活者の価値観の多様化やSNSの発達などの影響を受けた情報接点の複雑化に伴って、年々画一的なトレンドは生まれにくくなっていたという。今回のデータドリブンソリューションは、@cosmeが、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」、EC「@cosme SHOPPING」、実店舗「@cosme STORE」を運営する中で蓄積してきた、顧客体験を一気通貫した統合データ基盤を活用することで生まれた①データコンサルティングサービス ②AI分析ツール「@cosme Copilot」 ③リサーチサービスの3つのサービスとなる。
特に、②のAIクチコミ分析ツール「@cosme Copilot」は興味深い。過去10年分の蓄積されたクチコミ情報を、クチコミ分析に特化したAI分析ツール「@cosme Copilot」によって、ブランドの現状分析やマーケティング施策の振り返り、商品開発などに活用できるサービス。クチコミ検索、評価スコアや頻出ワードを可視化する分析機能はもちろん、AI自動生成によりペルソナを可視化し、ターゲットユーザーを特定し、他ブランドユーザーと比較することができるという。
これまでブランド側が見えなかった課題から戦略を立て、支援する
天野社長は、「日々創出される膨大なデータを蓄積した唯一無二のデータベースである@cosmeのCDP(カスタマーデータプラットフォーム)をフル活用し、クライアントとの共創により、美容業界のデータドリブンな意志決定をさらに加速させ業界活性に貢献していく」とした。
登壇の各氏からは、既存のデータコンサルティングとの違いについて「@cosmeのクチコミを掛け合わせることで、誰が、いつ、何を、なぜ購入したのか、または購入しなかったといったこれまでブランド側が見えなかった課題から戦略を立て、支援する」(押野副社長)、「ビューティー特化型で並走する体制や、新たに集めるのでなく普段か見ているデータを活用する」(山内氏)、「マーケティングの今後のデータ解像度が上がっていくように感じた。出会っていないお客様のデータを見ることができた」(資生堂村松氏)といった新サービスの独自性が紹介された。
※NODE・・・顧客起点でのCX変革や共創型のマーケティングの推進などを支援する伴走型コンサルティングファーム。 (株式会社NODE 代表取締役:金 均 東京都品川区/ 設立:2019年4月15日 / https://node-labo.com/)